【闘病中の方へ伝えたいこと】海外でがんに。7回の手術を経験した私の経験

脱・完璧主義で「わたし」を進化させるヨガヘルスコーチ

まりこラベンダージョーンズです♪

 

週末3日間、ヨガフェスティバルで、

アイエンガーヨガのマスタークラスを受けました。

 

講師は、LA在住のベテラン、ヨガセラピストとしても後進を育てる

ガース・マックリーン先生

 

彼は23年前に多発性硬化症(MS)という自己免疫疾患の難病で

下半身不随となり、歩けなくなったそうです。

 

そのとき医師の勧めでヨガに出会い、

回復への道を歩むようになりました。

 

まさに、ヨガで人生が変わったという先生の話を聞いて、

わたし自身の手術の体験をいろいろ重ね合わせてしまいました。

 

海外赴任中に7回の手術を経験

乳がん、白血病、そして婦人科系の病気と

海外赴任中の30代のころ、全身麻酔の手術を7回受けたのですが、

麻酔が覚めて目覚めたときの感覚は、なんとも不思議。

 

麻酔が解けて目覚めると病室に横たわっている自分。

 

そして全身麻酔の薬のせいか

頭がぼーっとしつつ、

でも傷の痛みに気づきます。

 

どんな手術をしたのかによって、

痛みはもちろん違いますが、

身体が思うように動かせないことがほとんど。

 

痛みがあると、つい息を詰めてしまいがちです。

 

【呼吸のご利益】動けなくても呼吸ができていることに感謝

でも身体が動かせないときでも、唯一できるのが呼吸

 

なんといっても、呼吸に集中するだけで

 

気持ちが落ち着く

酸素が細胞に行きわたる

免疫を助ける

 

などのご利益があります。

 

というか、手術直後はそれしかできないんです。

 

 始めのうちは、呼吸を感じることしかできません。

 

でも

 

「呼吸しかできない」と考えるよりも

 

呼吸「は」できている!

 

痛みはあるけれども

 

まだ私は生きている

生かされている

その事実に感謝の気持ちが生まれてきました。

 

恐れを乗り越える〜身体の変化もたらす心の変化〜

とくに乳がんの再発後の手術では

ヨガの仕事をしているのになんでこんなことになってしまったんだろう

健康な生活送ってるつもりだったのに

 

と自分を責めるような気持ちでした。

 

そして、やってくる

 

恐れ

 

死んだらどうなるんだろう?

 

まだ自分の身体に執着がありました。

 

この世でやりたいこと

やり残したこと

 

いろいろな思いが湧き上がります。

 

まだ幼い子供たち3人を残して死ねない

 

とも思いました。


 

それでも、身体ってすごいパワーを持っています。

 

毎日、じぶんの呼吸を観察し、横たわっていると、

身体が少しずつ癒えていくのを感じます。

 

たとえば、

痛くても手術後は腕を動かしたほうが良いと言われて

リハビリを始めますよね。

 

すると1日目は肩まで上がらなかった腕が、

毎日おなじ動きを繰り返していくうちに、

腕を動かせる範囲が少しずつ広がっていきます。

 

根気よく同じことを繰りかえすと

身体の中に力が湧いてきて、

傷が癒えていくのも感じられます。

 

できることが少しずつでも増えていくと、

カラダの変化はココロの変化にもおよびます。

 

横たわっているだけしかなかった状態から

起き上がって動くことができるようになる。

 

そして歩けるようになる。

 

それだけで日々の小さな進歩を

感謝し

喜び

たいせつに思う気持ちが生まれます。

 

身体ってすごく不思議。

 

生命の偉大さ

人生に対する信頼感

 

そういう目に見えないものを感じるようになったのは

逆説的ですが

自分の病気、手術、リハビリのプロセスを通じてです。

 

身体には、もともと備わったインテリジェンスがある!

理屈では説明できない生命のちから、命のパワーがある!

 闘病中の人に伝えたい「今・ここ」から変わることができる力

いま現在、病気と闘っている方

またつい最近診断がついた方

痛みや辛い症状と日々つきあっている方

 

そんなあなたに伝えたいことがあります。

 

命の不思議さ

命の持つパワー

「今・ここ」

 

この瞬間から私たちは変わることができる

 

たとえ今どんなに辛くとも、

そのことを忘れずに、

また諦めずに、

ご自分ができること、小さなことから

少しずつ始めていただければと思います。

 

わたしも遠くから応援しています。

 

わたしがヨガとアーユルヴェーダの世界に入ったのは、

 

身体を動かすことで心が変わる。

そして人生が変わる

 

とぼんやりと感じていたからです。

 

そして手術とリハビリを繰り返す中で

その感覚は確信となりました。

 

病気になってしまったことを責めるのではなく

 

病気になってしまった自分を憐れむのではなく

 

「今・ここ」に病気と共に生きる自分を認める

 

今の自分を あるがままに認めることができれば、

次へと進むことができます。

 

簡単なことではありませんが

独りで立ち向かう必要はありません。

 

同じ方向を目指す人たちと一緒に進んでいけば

少しずつ変わっていくことができます。

 

そんなあなたのお手伝い、サポートをすることが

わたしがこの人生に生まれてきた理由なのだと思っています。

 

七転び八起きの手術・リハビリ体験から

 

8回目に起き上がったとき、やっと私が体験したことがすべて繋がりました。


 

今ではピンピン元気。

おかげさまで、がんも寛解して、「がんとともに生きる」心持ちになりました。

ヨガセラピスト、そしてヘルスコーチという天職を見つけることができました。

 

もし、いま病気のためにどん底で暗闇を経験している方の、

小さな光となることができたらと思いシェアさせていただきました。

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。

 

ご感想は、すべて読ませていただきます。

ひとことでもお寄せいただけたら嬉しいです。

 

それでは、良い1日を!

愛と感謝を込めて

まりこラベンダージョーンズ

◆ここまでお読みいただきありがとうございます。

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Mariko Lavender-Jones