もう乾燥しない!《アーユルヴェーダ式》秋のスキンケア3ステップ
秋の訪れとともに、空気が一気に乾燥し始めるこの季節。
「なんだか肌がカサつく」「急にシワっぽさが気になる」――そんな変化を感じていませんか?
特に40〜50代の更年期世代の女性にとって、季節の変わり目はホルモンバランスの影響も重なり、肌トラブルや体調のゆらぎが出やすいタイミングです。
実は、アーユルヴェーダでは秋は「乾燥(ヴァータ)」が高まりやすい季節とされており、肌や心身の不調を招きやすいと考えられています。
だからこそ、この時期のスキンケアや生活習慣に少し工夫を取り入れることで、肌はもちろん、心まで穏やかに整えていくことができるのです。
この記事では、アーユルヴェーダの知恵を活かした秋の乾燥肌対策を3ステップでご紹介します。
自然の力を味方につけて、更年期世代の「ゆらぎ肌」を優しくケアしていきましょう。
この記事の著者
まりこラベンダージョーンズ|アーユルヴェーダ式ウェルネスコーチ
食事・運動・休養から、生き方まで。ゆらぎ世代の心と体を「まるごと」整えるメソッドで女性の健康指導歴19年。
30代でシンガポール駐在中に経験した3回のがんをきっかけに、西洋医学の治療と並行してヨガやアーユルヴェーダを取り入れ、セルフケアを実践。2024年に寛解。
2013年から夫の母国イギリスに移住し、ロンドンとコッツウォルズの2拠点生活で場所と時間にとらわれない生活を実践中。
アーユルヴェーダで整える秋のゆらぎ肌
更年期世代の女性は、ホルモンバランスが変化することで、普段からお肌が不安定になりやすい、いわゆる「ゆらぎ肌」の状態です。
さらに秋にかけて、気温が急激に変化することによって自律神経が乱れ、心身ともに、さまざまな症状に悩まされることがあります。
アーユルヴェーダでは、この時期は「ヴァータ(風のエネルギー)」が乱れやすい季節とされています。
ヴァータが増えすぎると、肌では「乾燥・つっぱり・小じわ」として表れ、体には「冷え・不眠・落ち着かない気持ち」などの不調が出やすくなります。
だからこそ、秋のスキンケアでは単に保湿するだけでなく、ヴァータを落ち着かせて心と体のバランスを整えることが大切なのです。
アーユルヴェーダ式のスキンケアを取り入れれば、心と体の両方からアプローチすることができますよ。
3ステップで!アーユルヴェーダ式秋のスキンケア
秋のスキンケアで大切なのは、肌の保湿と再生を促進すること。
でも、いきなり保湿するのではなく、土台から順にケアしていくことが大切です。
ここでは、アーユルヴェーダの知恵を取り入れた「秋の乾燥肌対策 3ステップ」をご紹介します。
ステップ1:やさしく落とすクレンジング
まず、夏の間に溜まった皮脂や毛穴の汚れをしっかりと落とすことから始めましょう。
アーユルヴェーダ式スキンケアでは、保湿成分の入った自然派石鹸で洗うだけでもOKですし、使うならミルクやクリームを使ったナチュラルクレンジングがおすすめです。
肌の自然な潤いを保ちつつ、汚れを落とすことが大事ですので、肌を優しくマッサージするように、指を軽やかに滑らせます。
例として、自宅で簡単にできるはちみつクレンジングをご紹介します。
🌿はちみつクレンジング
材料:
固形でないはちみつ 小さじ2~3杯
使用法:
ぬるま湯で顔を濡らしたら、手にはちみつを取って顔全体になじませる。
1〜2分後、ぬるま湯で流す。
はちみつパックにする場合は、オートミール粉と混ぜて、5〜10分ほど置くとお肌すべすべになります。
食用はちみつは非加熱の生はちみつがオススメです。
Amazonなどでも購入できます。
ステップ2:自然の力で角質ケア
アーユルヴェーダで肌の再生を促し、くすみを防ぐためには、やはり定期的な角質除去が欠かせません。
といっても肌に負担のかかるピーリングクリームなどを使う必要はありません。
クレンジングや肌に優しいDIYスクラブを、キッチンにある材料でお手軽に作ることができます。
🌿オートミールスクラブの作り方
材料:
オートミール粉 または、ベサン粉(※)大さじ2杯
ヨーグルト 大さじ1杯
作り方と使用法:
材料を混ぜてペースト状にする。
顔や首にのせ10分ほど置く。
少し乾いてきたら、軽くマッサージしながらぬるま湯で流す。
※ベサン粉はひよこ豆粉、ベイスン粉とも言います。英語ではグラム・フラワーです。
こちらもAmazonなどで購入できます。
このアーユルヴェーダ式のフェイシャルスクラブを行うことで、古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを促進します。
肌の色が明るくなり、滑らかになるのを実感できるでしょう。
しかし、自然な材料を使っていても、少し肌に刺激はあるので、ご自分の肌の調子と相談しながら行ってくださいね。
ステップ3:天然オイルでしっかり保湿
そして、秋の乾燥肌にはしっかりとした保湿が必要です。
アーユルヴェーダでは、スキンケアの最後に天然のオイルで蓋をするように保湿することをおすすめしています。
例えば、アーモンドオイルやセサミオイルは、肌に深い潤いを与え、乾燥を防ぎます。
夜のスキンケアルーティンに取り入れて、寝ている間に肌がしっかりと保湿されるようにしましょう。
オイルの種類について詳しく知りたい方は、
体を温めて内側からもケア
肌のケアは外側からだけでなく、内側からも行うことが大切です。
体内のバランスを整えることで、肌の健康を保つことができます。
ジンジャーや甘草、CCFティー(クミン、コリアンダー、フェンネルの組み合わせ)を取り入れたハーブティーは、消化を助けてくれたり、体を温める効果があります。
まとめ:秋の乾燥肌に負けない《アーユルヴェーダ式ライフスタイル》
秋の乾燥肌対策には、①クレンジング、②角質ケア、③保湿の3ステップが基本です。
アーユルヴェーダのライフスタイルを取り入れることで、スキンケアだけでなく心と体のバランスを取ることができます。
そしてその習慣が、1年を通して健やかに過ごせるよう生活のクオリティを底上げしてくれます。
規則正しい生活や、ヨガ・瞑想などの習慣もプラスして、更年期世代の皆さんが内側から輝く毎日を送れるよう応援しています!
あなたの体質、今どんなバランス?
まずアーユルヴェーダの「体質チェック(ドーシャチェック)」で、自分を知るところから。
今のあなたに必要なセルフケアが見えてきます。
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