更年期世代の女性へ。秋に整えるセルフオイルマッサージ習慣

「秋にはどんなセルフケアがおすすめですか?」と聞かれたら、私はいつもこう答えています。

「秋はオイルマッサージがおすすめです!」

夏の暑さが落ち着き、朝晩はひんやりと乾燥を感じやすい秋。

実はこの季節、更年期世代の女性の心身は特に揺らぎやすくなっています。

今日は、秋にこそセルフマッサージが必要な理由と、具体的なやり方をご紹介します。

 
 
アーユルヴェーダ式3つの体質診断シート
 
 

この記事の著者

 

まりこラベンダージョーンズ|アーユルヴェーダ式ウェルネスコーチ

食事・運動・休養から、生き方まで。ゆらぎ世代の心と体を「まるごと」整えるメソッドで女性の健康指導歴19年。

30代でシンガポール駐在中に経験した3回のがんをきっかけに、西洋医学の治療と並行してヨガやアーユルヴェーダを取り入れ、セルフケアを実践。2024年に寛解。

 

2013年から夫の母国イギリスに移住し、ロンドンとコッツウォルズの2拠点生活で場所と時間にとらわれない生活を実践中。

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ヴァータが乱れやすい秋の特徴とセルフマッサージの必要性

アーユルヴェーダでは、秋は「ヴァータ(風と空のエネルギー)」が増える季節とされています。


ヴァータが乱れると、

  • 肌の乾燥やかゆみ

  • 冷えやすさ

  • 不安感や気持ちの落ち込み

  • 呼吸が浅くなる

  • 眠りの質の低下


などが出やすくなります。


そのため、温かいオイルで肌を潤しながら、心と体を落ち着けるケア=セルフマッサージが効果的なのです。


マッサージには副交感神経を優位にし、呼吸を深め、心に安心感をもたらす作用があります。


さらに、アーユルヴェーダでは「肺と皮膚はつながっている」と考えられています。


肌をしっとり整えることで呼吸器のケアにもつながるのです。

 

ドーシャ別おすすめオイル

「おすすめのオイルは?」とご質問いただいた場合には、伝統的に良いとされる太白ごま油をおすすめしています。


太白ごま油とは、中華料理に使う香りの強いゴマ油ではなく、ローストしていないものを指します。


少し重めのオイルですが、乾燥する秋にはどんな方にも合います。


迷ったら太白ごま油をお使いください。



他には、アーユルヴェーダのドーシャ体質に合わせてオイルを選ぶのも効果的です。


🌬️ヴァータ体質(乾燥・冷えが気になる方)

→ 太白ごま油、アーモンドオイル


🔥ピッタ体質(暑がり・イライラしやすい方)

→ ココナッツオイル、ひまわりオイル


💧カパ体質(重だるさ・むくみが気になる方)

→ 軽めのひまわりオイル、オリーブオイル



お住まいの地域に合わせて手に入れやすいものを選ぶと継続しやすいです。


ヨーロッパにお住まいの方はオリーブオイルでもいいですし、日本であれば椿油などもおすすめです。

 

朝のセルフマッサージ習慣(簡単ステップ)

オイルマッサージは、朝に取り入れると一日のリズムがぐっと整いやすくなります。


セルフマッサージの流れ

  1. オイルを人肌程度に温める

  2. 手のひらに取り、全身に優しくなじませる

  3. 頭皮、耳、鼻まわりも忘れずに

  4. 手足は心臓に向かってさすり上げる

  5. お腹は時計回りに円を描くように

  6. 5〜10分マッサージしたら、軽くシャワーで洗い流す

「朝にオイルを塗るなんて大変そう…」と思うかもしれませんが、ほんの数分取り入れるだけで肌の潤いと心の落ち着きが変わってきます。

👉 もちろん時間がない日は、乾燥しやすい「足」「手」「頭・首まわり」だけでもOK!

👉 朝は大変と感じる方は、夜のお風呂上がりに取り入れるのもおすすめです。

ご自身の生活習慣に合わせて、無理なく続けてみてくださいね。

 

注意点

マッサージに使うオイルは、植物性であれば食用のものをお使いいただけます。

ですが、敏感肌の方はマッサージ用のオイルを使った方が安心かもしれません。


(私自身は、敏感肌ではありますが食用のオイルを問題なく使えています。)


心配であれば事前にパッチテストをしてみることをオススメします。

 

まとめ

秋はヴァータが乱れやすく、肌の乾燥・冷え・不安感・浅い呼吸といった不調が出やすい季節です。

特に更年期世代の女性は、もともとの心身のゆらぎに秋特有の乾燥や冷えが重なりやすいため、セルフオイルマッサージが心強いセルフケアになります。

  • マッサージの効果:副交感神経を優位にし、呼吸を深め、肌も心も潤す

  • オイル選び
    ヴァータ → 太白ごま油・アーモンドオイル
    ピッタ → ココナッツオイル・ひまわりオイル
    カパ → 軽めのオリーブオイル・ひまわりオイル

  • やり方
    朝にオイルを温めて全身に優しくなじませ、手足は心臓に向かって、お腹は時計回りに。時間がない日は「足・手・首まわり」だけでもOK。

  • 続け方:朝が難しい場合は夜のお風呂上がりに取り入れるのもおすすめ。

ご自身のライフスタイルに合わせて無理なく続けることが、セルフマッサージを習慣にするコツです。

 

自分に合ったセルフケアを見つけるために

 
 

まずは自分の体質(ドーシャ)を知って、より合ったオイルやセルフケアを選んでみませんか?

ヴァータ、ピッタ、カパ…体質によって乱れやすいバランスは人それぞれです。

同じオイルでも「心地いい」「なんとなく合わない」と感じるのは、その違いが関係しているのかもしれません。

ドーシャを知ることで、自分に合ったセルフマッサージの取り入れ方がぐっと見えやすくなりますよ。

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