アーユルヴェーダのドーシャで考える、夏の終わりにとるべき食べ物とは?
いつも季節の変わり目に体調を崩してはいませんか?
この記事では、夏から秋にかけての季節の変わり目に気をつけるべきことをアーユルヴェーダの観点、特にドーシャの視点から考えていきます。
この記事の著者
まりこラベンダージョーンズ|アーユルヴェーダ・ヘルスコーチ
食事・運動・休養から、生き方まで。ゆらぎ世代の心と体を「まるごと」整えるメソッドで女性の健康指導歴19年。
30代でシンガポール駐在中に経験した3回のがんをきっかけに、西洋医学の治療と並行してヨガやアーユルヴェーダを取り入れ、セルフケアを実践。2024年に寛解。
2013年から夫の母国イギリスに移住し、ロンドンとコッツウォルズの2拠点生活で場所と時間にとらわれない生活を実践中。
アーユルヴェーダのドーシャとは?
アーユルヴェーダにはドーシャという考え方があります。
ドーシャ理論とは、自然界の5大元素を3つのタイプに分けたものです。
【3つのドーシャ】
カッパ(水・土)
ピッタ(火)
ヴァータ(風)
このエネルギーは自然界だけでなくわたし達の体の中にもあり、タイミングによっていろいろな割合で現れてきます。
(自分のドーシャ体質を知りたい方はドーシャ体質チェックシートをご確認ください。)
さらに、季節にもこのドーシャエネルギーは現れます。
季節にもドーシャがある?夏の終わりのドーシャの変わり方
季節の変わり目にはドーシャの変化を意識したセルフケアが必要になってきます。
夏から秋への季節の変わり目のドーシャの変化についてご説明しますね。
一年で最も太陽に近い夏はピッタ(火)の季節です。
そしてこの後にやってくる秋はヴァータ(風)の季節。
夏に強くなるピッタ(火)の性質としては、
熱い
軽い
鋭い
などがあります。
対して、秋に増大するヴァータ(風)は、
軽い
冷たい
乾燥
などの性質があります。
つまり、火が燃えていた夏から冷たくて乾燥した秋に変化していくのが晩夏です。
このように季節のドーシャエネルギーが変わると、自分の体もそれによって影響を受けます。
夏の終わり、わたしたちの体の中には夏に強かったピッタ(火)のエネルギーがたまっています。
ですので、秋へ移行する時期には、ピッタ(火)のエネルギーを減らすセルフケアをしてあげることが大切です。
アーユルヴェーダで考える、夏の終わりにとるべき食べ物
ではピッタを減らすにはどうすれば良いのでしょうか?
今回は食べ物の取り方をご紹介します。
食物の6味という考え方があります。
酸味
辛味
塩味
渋み
甘味
苦味
この図で言うと、6味のうち、ピッタを減らす(=冷やす作用)があるのは渋み、甘味、苦味の3つです。(詳しくは下の動画内でご紹介しています。)
ですが、「とにかく苦いものをいっぱい食べろ」ということではありません。
基本的な考え方として、メインで食べるものは甘味・酸味・塩味のものです。
それに対して、辛味・渋み・苦味はスパイスとして少量を取り入れればOKです。
苦いものばかりのごはんでは、誰も食べる気がしませんよね笑
例えば沖縄のゴーヤチャンプルー。
冷やす作用のある苦味の食べ物ですが、卵や豚肉が入っていますよね。
そうやって適度に取り入れていただければ良いかと思います。
他にも冷やす作用のある取り入れやすいものとして、ミントや、きゅうりなどウリ系の食材があります。
例えば、ミントを水に入れてミントウォーターにしてもいいですね。
Youtube動画(夏の終わりにとるべき食べ物とは?)
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